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サクラマスと巨グマの出合い

 今年もいくつもの河川を遡行してサクラマスの旅を追った。この秋、最後に入った川の上流域でようやくヒグマと巡り会えた。この流域には、サクラマスを求めて、少なくとも3頭のヒグマが出入りしている。そのうちの2頭は、300キロはあるとみられる大きなオス。どちらも縄張り争い等で負った傷などの特徴があり、映像のヒグマは右耳がつぶれ、もう1頭の右目は赤外線のライトが反射しない。おそらく加齢による白内障等が原因で、右目の視力は低下していると思われる。3頭目は150キロほど、このなかでもっとも巧みに魚の狩りをする。

 その他にもキタキツネやエゾタヌキにアライグマ、ミンクにネズミ、オジロワシやカワアイサなどが姿を見せた。
 
 はるか昔から綿々とつづくサクラマスのいとなみ(習性)に、どれだけ多くの生きものたちが支えられてきたのだろう…
 
 彼らの旅の歩みを知れば知るほど、そんな想いが募り、さらにその先の世界をのぞきたくなる。
 
 
* オスグマの写真は動画から書き出したものです。インスタグラムに動画を掲載します。
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