HOME > BLOG >

雪田地帯のナキウサギ

 雪が吹きだまる山域の雪田地帯に棲息するエゾナキウサギは、秋になると長い冬に備えて貯食行動が活発になる。なかでも、初めての冬を迎える当歳(0歳)の子は、穏やかな天候であれば、暇なく植物を採集してガレ場を駆けまわっている。警戒心が薄いこうした行動が見られるのは、冬の経験がない当歳のナキウサギに多い。冬を越す度に多くの経験を積み、適当な貯食の量を把握していくのだろう。
Right-clicking is invalid.