HOME > BLOG >

気品 サクラマス

 サクラマスが生まれ育った河川に戻り、運命にあらがうことなく大地に還っていく姿を、ただただ美しいと思った。源流域で最期を迎えようとしている彼らは、一見すると呼吸を苦しそうにしているようにも見えるが、その表情はとても誇らしげで気品さえも感じる。

 口とエラの動きは大自然のリズムに同調するようにしだいに緩やかになり、やがて森の深い闇が魚体を包みこんだ。
Right-clicking is invalid.