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悠久なる旅 サクラマス

 産卵のために北海道の母川に回帰するサケマス類のなかで、もっとも山深い源流域まで旅を続けるのがサクラマス。この秋も、河口から100キロメートルほどある地点で小さな群れを確認できた。彼らが多くの障害を乗り越えながら激流を突き進む光景には、いつも感動を覚え、生命の神秘さえ感じられる。

 淡水域に入れば、ほとんどエサを口にしないと言われているこの小さな体の中に、どれだけの生命力が宿っているのだろう。そして、その彼らの命にどれだけ多くの生き物たちが支えられていることだろうか…
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