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エゾリスの個性豊かなクルミ採り 

 毎年、お盆ごろになると森のエゾリスたちの動きが慌ただしくなる。晩夏は待ちに待ったオニグルミの採集時期。大きくふくらんだ青い実の匂いを嗅ぎながら樹上を飛ぶように移動していく。彼らは完熟しているかどうか、嗅覚と手に取った時の重さで瞬時に判断する。

 そのクルミを採集する行動のひとつをとっても、それぞれ特徴と癖があって興味深い。実を1個ずつコツコツ運ぶリスから、欲張って房ごとくわえて移動するものの、途中で疲れきって肩で息をする個体、鈴生りの房をあえて地面に落下させる知能的なものまで、その方法は実に個性豊か。まるでバラエティーに富んだドラマを森の中で鑑賞しているかのように、その営みは繰り広げられていく。
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