奥深い森で生まれたエゾモモンガの子どもたちが、
夏の日の昼間に3匹のきょうだいたちは20メートルほどの高さがある樹上 へ向かって恐る恐る上っていく。
日中に危険を冒してまで活動する目的は、 柔らかい葉を食べるためだと考察しているが、 樹冠に到達する頃には深い緑に覆われ、その姿がどうしても確認できない。
雨の日も、強い風の日も、 きょうだいたちはそれぞれ少しずつ時間をずらしながら巣から飛び 出し、樹上で1~2時間ほど活動する。 明るい時間帯にその行動が見られたのは、わずか一週間ほど。 その後、母親に誘導され、 生まれ育った営巣木から2夜にわたって3匹は旅立った。