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森の若きハンター キタキツネ

 朝の光が森に差しこむと、子ギツネは目を覚まし歩きはじめた。うつむき林床を見つめる真剣な眼差は、知的なハンターの風格をまとっている。彼が連日通う行き先は、日当たりが良く深い緑が映えるフッキソウの群落。気温が上昇すると、ハムシが腐葉土から湧くように現れ、絶え間なく宙へと舞っていく。子ギツネは、その小さな甲虫を夢中になって次から次へと口にしながら森の奥へと移動する。

 迷いのない自信に満ちた若きハンターの姿には、この森で独り立ちしていくだけのたくましさが早くも宿りはじめていた。
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