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流氷とキツネ

 夕暮れの柔らかい光が注ぐなか、キタキツネが海辺に姿を見せた。流氷がオホーツク海を覆い尽くすと、遥か沖合いの氷の上を歩くキツネをたびたび目にする。あえて危険をおかしてまで、何を求めて流氷の上を移動するのか、その理由は彼らに聞いてみないと明確にはわからない。それでも、美しい流氷群を目の前にすると、何となくその気持ちがわかるような気がする。

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