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吹雪のあと エゾリス

 吹雪が明けた朝、40センチほど積雪が増した森にスノーシューを履いて入った。少し先へ進むと、ウソをはじめとする小鳥たちの声が樹林滞の隅々から聞こえてくる。さらに進んだところで耳を澄ますと、クマゲラの声が森の奥から流れてきた。すると、視界のなかにエゾリスがひょっこり現れた。雪のなかを泳ぐように移動し、食料を探しているようだ。

 この冬は森のなかで、昨秋豊作だったクルミを食べるエゾリスの姿を多くみた。冬までにせっせと貯食したクルミのおかげで、厳しい冬を越すことができたのだろう。

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