早朝、夜間に湖面を覆った薄氷が風に押され、音を発しながらゆっくりと動きはじめた。微かなきしみが次第に高まり、氷片が重なり合うたびに透明な音が響く。氷はみるみるうちに水辺に折り重なり、美しい氷の世界が広がった。心を揺さぶられたのは、目の前の光景だけではなく、冬の屈斜路湖が奏でる多彩な音。そのなかを、オオハクチョウが澄ました顔で優雅に泳いでいく。
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