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風と氷が織りなす造形 

 昼過ぎ、屈斜路湖を覆った霧が晴れ、湖面を静かに陽光が照らした。昨夜に張った薄氷を柔らかな西風が「カラカラ」と繊細な音を発しながら岸に運び、風と氷が織りなす造形を見せた。
翌日、春のような陽光と暖気で、氷は音を立てながら、みるみるうちに崩れ、消えていった。湖面は日一日と表情を変えながら、氷に閉ざされていく。
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