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森で生きるエゾタヌキ

 ヤマセミの甲高い声でにぎわう上流域の河原にエゾタヌキがトコトコと歩いて現れた。うつむきながら進み、岩の下に鼻先を突っ込んで魚やニホンザリガニなどを探しているようだ。

 彼らは鼻を嗅覚器官としてだけではなく、地面を掘ったり小石をひっくり返したり、前肢よりも鼻先を器用に活用して生きている。そのため、歳を重ねた個体は鼻先がつぶれて曲がっていたり、皮膚が傷ついていることが多いように感じる。
 
 写真のタヌキは綺麗な鼻をしていたが、岩の陰に潜む小さな魚をうまく鼻先を使って捕まえ、頭部を上げるとそのまま勢いよく喉に流し込んだ。
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