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オオハクチョウの親子

 毎秋、森の彩りが褪せはじめるころ、山あいの静かな湖に旅の途中のハクチョウの親子が羽を休めにやって来る。

 ここに飛来するハクチョウの数は、毎年10羽にも満たないが、彼らの様子が気になり、晩秋に毎年1度は訪れる。幼鳥を連れた親鳥が水面に波紋を残す光景を目にしながら、遠いシベリアからの長い旅の景色を想い描く。この湖はあと1月ほどで氷はじめ、親子はこの地を離れる。それまで厳冬に向けてゆっくりと英気を養ってほしい。

 
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