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雨氷がきらめく山 エゾシカ

 エゾシカの一群が雪深い山麓の森からダケカンバの林を抜けて、風衝地へと列になって上がってくる。彼らの目当ては、雪の下のチシマザサ。
 毎冬、稜線付近の同じ斜面に彼らは姿を見せる。前足で雪を掘り起こし、頭部を突っ込んで皆同様の姿勢ではんでいる。
 ダケカンバの枝先で凍結した雨氷が風に揺られ「カラン、カラン」と透明感のある音を発するなか、突然オス鹿が角突きを始めた。厳しい環境下に生きる彼らには条件の良いエサ場の獲得が最優先なのだろう。厳しい冬は、まだ始まったばかりだ。
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