夕暮れの湖畔林にアオバズクの鳴き声が、聴こえはじめた。テリトリーを守るオスのものだ。この鳥の鳴き声を聴くと、遠い夏の日を思い出す。毎年、夏の夜に2階の部屋の窓から聴こえてくるリズミカルな声に耳を傾けていた子どもの頃のことを。その姿を見たことはないけれど、夏になると窓を開けたまま、耳を澄まして眠りについた。しばらく夏に帰省していないが、星空の下で今も変わらずその声が聴こえていることを願っている。
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