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越年トンボ

 今回は毎年一緒に越冬している体長4cmほどの小さな昆虫を紹介します。晩秋になると、何処からともなくキャンピングカーにオツネントンボがやって来ます。車のドアを開閉する度に出入りしているようで、多い年には十匹以上と冬を過ごす事になります。トンボの多くはヤゴのまま越冬しますが、オツネントンボは成虫のまま越冬します。多くの時間を車内の隅でじっとやり過ごしているのですが、車内が温まると力無い羽音を立て、天井や窓際に張り付いています。きっと春が訪れたと勘違いしているのでしょう。夜、寒さが増すと、いつの間にか車内の隙間に姿を消し、じっと寒さを凌いでいます。

 いま本物の春の訪れに、連日のように力強い羽音が聞こえ、その都度外へ放してあげています。小さな命の営みに春をふれ、同時に季節の移ろいの早さを感じます。

越年トンボ

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