春と秋の渡りの季節、北海道の湖沼は多くの白鳥や雁、カモたちが旅の中継地として訪れます。今冬は早い時季からオオハクチョウが南での越冬を終え、繁殖地のシベリアへ向かっています。解氷が進む湖は、羽を休める水鳥の姿が日に日に増し、賑わいを取り戻しています。湖の先の海氷の合間から「アオアオ・アオアオ」とコオリガモの鳴き声が潮騒に紛れて微かに聴こえてきます。殺風景だった冬の光景が、日一日と彩りを増して春に近づいています。
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