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シュプール(痕跡) キタキツネ

 森林限界付近に位置する深雪に埋もれたハイマツ帯から、 亜高山帯の針葉樹林へとキタキツネのシュプール(痕跡) が蛇行しながら山裾へと伸びています。 エゾユキウサギのシュプールと交差しながら伸びるラインに、 夜通しかけて執拗に追跡したキタキツネの姿を想像します。 これまで多くの場所で、 この両者が繰り広げる命の攻防の痕跡を観察して来ましたが、 その姿を目の当たりにした事はありません。いつか、 その光景を観察出来ればと思いながら、 シュプールを辿って雪原を歩いています。

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